エースラゲージ株式会社は1971年より、北海道赤平市茂尻に立地する〈北海道赤平工場〉の操業を開始しました。長年、この地でスーツケースやバッグなど、「安心安全で快適な移動」を実現するためのプロダクトを開発し続けています。
旅することは、人間特有のプリミティブな行為。目的地がある限り、人々は移動し続けます。旅や移動の“始まり”から“終わり”まで、あくなき好奇心で満たすために、私たちは長年移動具を創り続けてきた技術と経験で新しい時代の旅と移動をサポートするべく取り組んでいます。
そんな私たちの想いをカタチにするような花をご紹介します。
-すべての旅や移動をサポートする会社として、大切にしたい花-
北海道に多く分布し、北海道を代表する花「ハマナス」。1978(昭和53)年に北海道政110年を記念して、住民投票により北海道の花に指定されました。
英名で「Japanese rose」「Beach rose」とも呼ばれています。
寒暖の差が大きい気候、亜寒帯地域に咲き耐寒性が強く、海岸の砂地に自生します。落葉低木で背丈が低く、バラ科バラ属で枝には鋭いトゲが特徴的。北海道では6月初旬〜8月下旬にかけて姿を見ることができ、鮮やかなピンクと爽やかなホワイトの花を咲かせる夏の花です。
花には香りがあり、ローズ油が採られ香水原料にもなります。果実はローズヒップとしてハーブティーになり、根は染料として用いられる、余すことなく繋がる植物です。
ハマナスには、「旅の楽しさ」「悲しくそして美しく」という花言葉があります。
ハマナスは観賞用の植物として、日本からヨーロッパや北アメリカなどの地域に送られました。海岸沿いに咲くため潮にも強く、寒冷地の融雪剤にも耐えられることから海外でも好まれています。海を渡り、外国の地でも彩りを与えることから「旅」が連想されるようになったのではないでしょうか。
また、「悲しくそして美しく」は短命の花への想いが現れていて、北海道の豊かな自然の厳しさと優しさを謳うようにも感じられます。
まさに北海道を表す花ですね。
(出典:地方独立行政法人北海道立総合研究機構、北海道公式ホームページ、熊本大学薬学部薬草データベース)