エースラゲージ株式会社 北海道赤平工場は、1971年操業の日本で最大級の国内生産スーツケース工場です。北海道赤平市茂尻に立地し、札幌ドームの3倍にあたる広さ、11万平方メートルほどの敷地面積を有しています。

操業から50年以上「社是 創意・工夫・努力・正しく」そして「価格を超える価値のあるモノを創出する」ことを胸に、様々なプロダクトを生み出してきました。

スーツケースやバッグは、直接的に命に関わるプロダクトではないかもしれません。しかし、少しの不具合が故障や事故につながってしまうことも考えられるため、私たちはひとつひとつ丁寧に、挑戦と検証を繰り返し品質保持を心がけ、日々研究開発を行っています。

人々の「安心安全で快適な移動」を実現することが私たちの使命です。

A.T.I エース品質管理研究所

信頼の技術を維持し、さらに向上するため、様々な検証を行っています。

新製品や新規部品の強度、耐久性の検証、製品の使用場面を想定した検証など、製品の特性に合わせた試験を実施し、データ収集を重ねています。A.T.Iは高品質のプロダクト開発を行う礎として重要な役割を担っています。

  • キャスター走行テスト

    Wheel Running Test

    重りを入れた状態で、16kmの距離、約4時間連続で模擬路面の上で走行させ、キャスターの耐久性を検証

  • 転落テスト

    Drum Drop Test

    重りを入れた状態で、内側に突起など障害物のある直径3.3mの巨大な回転ドラム内で転落させ、耐久性を検証

  • 落下衝撃テスト

    Drop Impact Test

    重りを入れた状態で、高さ120cmからキャスターの向きを変え5回落下、グライドからも5回落下させ、強度を検証

  • ハンドル強度テスト

    Handle Strength Test

    重りを入れた状態でハンドルを上下急速に5000回動かし、ハンドルと本体及びロックなどの耐久性を検証

  • 開閉テスト

    Open-Close Test

    スーツケース本体を手作業で7500回開閉し、使用場面に応じたロックとヒンジの耐久性を検証

  • 温度サイクルテスト

    Temperature Cycling Test

    -20℃の環境下に24時間置いた後、気温40℃湿度85%の環境下に24時間。これを3回繰り返し、耐久性を検証

  • 落球衝撃テスト

    Falling Impact Test

    シェルの材料に10cm毎、最大1mまで錘1kgを落下させ、強度を試験

  • 耐湿テスト

    Heat and Humidity Resistance Test

    気温約40℃、湿度85%の状態に500時間置き、生地の伸縮性や接着具合、パーツの強度などを検証

  • ボディ表面摩擦テスト

    Surface Friction Test

    本体ボディにヤスリを1kgの荷重で押し当て250回転させ、表面の摩耗状態と摩耗量を測定

環境への取り組み

北海道赤平工場では、スーツケース本体のシェルリサイクルや工場運営に伴うCO2削減、エネルギー消費の削減など環境配慮に取り組んでいます。

小さいことでも着実に、自然環境にやさしい方法と技術をものづくりに取り入れ、美しい島国・日本がこの先もずっと、四季の彩と各地特有の景色を楽しむことができる旅の名所であり続けるべく、できることから自然環境保護に取り組みます。

北海道赤平工場|Hokkaido Akabira Factory Introduction Video

エースラゲージ株式会社 北海道赤平工場の日常をご覧いただけます。